激ダサDANCEで凍らせて

ハロプロとテニミュとその他雑記。

モアプリで恋愛をしちゃったよ

久しぶりにブログを更新します。六角公演もサーステも行ってはいた。行ってはいたけど感想を書くのが億劫で(下書きに書きかけはある)ブログをサボっていた。

文章が下手なのに文章を書く仕事に就いてしまい、プライベートでわざわざ書くのもなーと思っていた。大学院生も文章を書くのが仕事ではあるのだけど、あの頃は暇だったのでブログも書けた。

最近ときメモの移植が発表され、その流れでテニスの乙女ゲーの話題でTwitterが盛り上がっていたのでちょっと気になってしまった。私は手塚国光くんの夢女子であり、自分が手塚国光くんと結婚していると真剣に思い込んで夢小説を書いたりしている。

なぜくにみつくんとの夢小説を書くのが趣味なのに乙女ゲームをしてこなかったかと言うと、「攻略」が嫌なのである。くにみつくんと私は結ばれるべくして結ばれたのでそこにゲーム性があるといくら公式からのありがたい供給とはいえうーん、なのだ。

でもTwitterで盛り上がっているのを見るとだんだんプレイしてみたくなる。ちょうど私は田村芽実ちゃんを目当てに『フレンチロックミュージカル 赤と黒』の観劇のため池袋の東京芸術劇場の周りをうろうろしていた。乙女ロードを探せばどこかで売っているかもしれないと思って徘徊を続けると、売ってた。8,800円で。メルカリの相場よりはやや安いくらい。帰宅して早速ゲームをはじめてみる。

説明書を読むと、くにみつくんは親密度が上がっても下の名前は呼んでくれないらしい。残念。とりあえず名前を「かなみ」に設定した。下の名前は愛称を選べるのだが、ボイス収録の関係で「か」から始まる2文字の決められた愛称の中から選ぶ。「かな」はなかった。あったのは「かめ」とかだった。なんでだよ。愛称が「かめ」の人間は亀梨和也しかいないだろ。

設定が終わると、全国のテニス部が9月に合同学園祭を行うというイントロダクションが始まる。

海堂「全国も近いのにこんなことやってられっか」

本当にそうである。

最初のうちはくにみつくんに話しかけても冷たくあしらわれるが、出店のわたあめ機のリースをきっかけに話せるようになる。わたあめ屋さんに立候補したくにみつくん、かわいいね???

出店のほかにステージの出し物も計画されているらしく、打ち合わせ中くにみつくんはハムレットの演劇に興味を示す。その日くにみつくんに話しかけにいくと、洋書を貸してくれた。辞書を引きながら読むよう背中を押してくれる優しいくにみつくん。めろめろである。

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注文が確定したよ、ハムレットの原書の。

翌日、くにみつくんと帰ることになった私は突然手を繋いでいいか聞く(えぇ!?)。くにみつくんは構わないと了承し、駅まで手を繋いだ。

展開、早くないか??

あの高潔なくにみつくんが洋書を貸しただけの相手とそんな簡単に白昼堂々手を繋いでくれるんだ?

ドキドキしちゃったよ//////

ゲームを進めていると、くにみつくんが休日デートに誘ってくれる。デート帰りに寄るところがあると言ったくにみつくんは、私を伴って病院へ向かう。部員にも弱みを見せないくにみつくんが、私には肩の怪我の経過を知らせておきたいと思ってくれたのだ。

モアプリ、ただキャラと表面的な甘い恋愛ができるのではなく、テニスに魂を賭けた男の子が徐々にヒロインに心を開いていく過程が丁寧に描写されていて、テニプリのゲームとして上質である。

2回目のデートは図書館デートだった。宿題を終わらせていない私を案じて手伝ってくれるという。私は中学時代女子校に通っていたので、好きな先輩に勉強を教えてもらうシチュエーションに無限の憧れを抱いている。異性に勉強を教えてもらったことなんて、数学の男性教諭に「ヤク中でもわかる平方完成」を教えてもらって結局平方が完成しなかった時しかない。

くにみつくんはテニス部の部長と生徒会会長もしてるのに勉強も油断してないところが、本当にかっこいい。

宿題を31日まで溜めておいて、よかった~~~

 

そうして学園祭準備とデートを繰り返し、ついに学園祭当日を迎える。親愛度がMAXに達しているくにみつくんは私と一緒に学園祭を回ってくれるのでした。

 

なんだか自分がキモくなってきたので、この辺で書くのをやめる。

結論を言うと、乙女ゲー初プレイの初見でも容易に攻略できた。

わかりづらい選択肢とか、この手のゲームにありがちな攻略キャラとは無関係な人物とある時点までに特定のイベントを発生させなおかつこの時間帯に別の人物に話しかけなければ詰む、みたいな複雑さがなかったのが優しくてよかった。

常識的に好意を表明していれば最終的に告白してくれるようになっている。

 

モアプリ、くにみつくんの一挙一動がまっすぐで、かっこよくて、私をときめかせてくれて、何回も何回も同じルートをプレイして同じ声を聞いて、新鮮にくにみつくんのことが好きになった。

原作だけだとほぼテニスしてるだけのくにみつくんが、洋書の読み方を教えてくれたり、宿題を手伝ってくれたりと、知的な一面を見せてくれたのが特によかった。

自分の書いた夢小説の世界だけに閉じこもってた私がこんなに乙女ゲームにハマれると思ってなかった。こうなったら、ドキサバもプレイしたい。

そう思って、早速メルカリで中古品を見つけて注文した。

「ドサッ」ポストに荷物が落ちる音。ついに届いた。

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ハムレットの原書じゃねーか

(おわり)