激ダサDANCEで凍らせて

ハロプロとテニミュとその他雑記。

文乃ちゃんは夢と希望のヒロインで私は美味しい柚子

アンジュルム川村文乃ちゃんのバースデーイベントアンコール公演に行ってきました。

9月に書いたバースデーイベントの記事で丸の内を感じる!とかのたまっておいて全然丸の内じゃない場所から配信を見ていたので、コットンクラブに足を運び直接文乃ちゃんの姿を見ることができて感無量でした。

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文乃ちゃんのお誕生日は7月7日、公演日は11月12日。本来のお誕生日から4ヶ月以上が過ぎ、川村文乃ソロライブみたいなイベント名にすれば良いものを頑なにバースデーと言い張るアップフロントちゃん。開演前にはいつも通りBDEお馴染みのオシャレな洋楽っぽいバースデーソングが流れます。

私が文乃ちゃんに会うのは約1年ぶりで、去年の《私を創るのは私》のリリイベ以来でした。オシャレな曲調のハッピバースデートゥーユー♫を聴くと過去のバースデー現場の記憶が蘇り、緊張が増してきます。全然バースデーじゃないのに。

 

コロナの影響で司会などもなく演出を減らしたイベントだったので文乃ちゃんはサラッと登場。

前回のイベントと同じ衣装だったのですが、白黒ギンガムチェックのミニワンピースに白と薄水色のオーガンジーをふんわり重ねたこの衣装は文乃ちゃんの華奢なスタイルを引き立てつつも内面の女の子らしさにも合致していて、すごく可愛いなと思います。

 

一曲目に歌ってくれたのは《恋の花》。文乃ちゃんの可愛い歌声と繊細な感情表現を観客に伝えるためにはこれ以上ない程完璧な選曲です。《恋の花》と言えば2018年春のライブハウスツアー「十人十色」で文乃ちゃんがソロで歌った曲で、当時を思い出して懐かしくなりました。この曲は「あなたに出会い」という歌詞のところで客席に手を差し出す振付があるので、おたくにとってはトキメキ度の高い曲です。2年前も今回も、ああ、今の確実に私へのレスだったな、という確信(幻覚)を得ました。

 

続けて歌ったのが《秋麗》と《キラキラ冬のシャイニーG》。毎年夏にバースデーイベントをやっていると寒い季節の曲ができないのでセトリに組み込んだそうです。イベントの時期が例年と違うということすらプラスに捉えているのがすごく文乃ちゃんらしいなと思いました。

アップフロントさん、文乃ちゃんのお誕生日は夏に終わっただろなんて言ってすみませんでした。たとえ秋でも冬でも365日が川村文乃さんのお誕生日ってことで合ってました。

 

中盤の曲は、《通学ベクトル》や《リズムが呼んでいるぞ!》みたいな客席も手拍子で参加できるような曲が中心。こういう盛り上がる曲で手拍子をしたりサイリウムを振っていると、急にアイドルヲタクとしての自我が目覚めてきました。ノリノリで手を叩いていると文乃ちゃんが「皆さん拍手がすっごく上手ですね〜♡すご〜い♡」とおもっきりヨイショしてくれます。手拍子をしただけでこんなに自己肯定感が高まってしまっていいのでしょうか。

セトリの組み方を見ただけでも、文乃ちゃんはどんな時でもオタクを喜ばせようと考えてくれる優しい女の子なんだなと思いました。疫病で夏にバースデーイベントができなくなっても、声を出したコールができなくなっても、ポジティブに気持ちを切り替えてオタクを楽しませようとする文乃ちゃんを見ると文乃ちゃんを推していて本当に良かったと思えます。

 

トークコーナーでは地元高知のゆずをPRしながら、「皆さんも柚子をいっぱい食べて柚子になってください!」とおたくに呼びかける文乃ちゃん。文乃ちゃんがそうおっしゃるなら私は今日から柚子です。完全に柚子。

文乃ちゃんがゆず活アンバサダーを務める「まるごと高知」からは文乃ちゃんのイラストがパッケージに起用された商品が発売される予定です。文乃ちゃんはライブの日替わり写真などにも毎回凝ったイラストを描いているので、文乃ちゃんの地元愛とクリエイティブなセンスが外部仕事につながるのはすごく嬉しいです。良かったね。

 

ラストの曲はjuice=juiceの《銀色のテレパシー》。この曲は前回の配信でも聞いていて、今回のセトリにも残しておいてほしいなと思っていた曲でした。歌い出しの「流れ星 さみしさに暮れる私を呼んだ」っていう1フレーズが文乃ちゃんの甘くて切ない声にぴったりで、目の前で聴けて感動しました。

星、花、雪みたいな宝塚歌劇の世界のような枕草子の世界のような、繊細で綺麗なモチーフを歌う文乃ちゃんが本当に大好きです。何を歌っても少女小説の主人公になってしまう文乃ちゃんは生まれながらのヒロインであり、アイドルなのだということを何百回でも主張したい。文乃ちゃんが「流れ星」と口にした瞬間、空間がきらきらしはじめるのを感じて、本当に幸せになりました。

 

前回のイベントから引き続きセトリに入っている《凜(RIN)》も《銀色のテレパシー》も、今は別れているけどまた会おうねっていう再会への希望の曲なんですよね。

文乃ちゃんは前回も今回も「今はアンジュルムが集まって歌えないけど、早くみんなでライブがしたい」ってお話ししてくれていて、中々アンジュルムのメンバー全員とアンジュルムのファンが集まれない状況下でこの2曲は文乃ちゃんにとって特別な思いのある曲なんだなと思いました。

 

約1時間があっという間でした。楽しい時間をありがとう。

文乃ちゃんとアンジュルムにまた会える日まで、美味しい柚子になれるようにがんばります。