激ダサDANCEで凍らせて

ハロプロとテニミュとその他雑記。

アニメ版ヒプマイが軽率に爆発して最高

某ノシス某クのこと、見たこともないのにちょっと小馬鹿にしてたんですよ。

難読オシャレなキャラの名前といい、オッドアイ・メガネ・和服・スーツ・常にペロペロキャンディ食ってる奴、みたいな女オタクが好きそうなアイコンをこれでもかというくらいぶちこんだキャラデザインといい、あーあーみんな流行りに乗ってますわ、碧棺左馬刻www碧棺左馬刻てwwwどんなネーミングやねんwww女子中学生のオタクのハートを狙い撃ちすなwwwって思ってた。

 

でもある時、TwitterのTLを眺めていてふと目に留まった「ヒプマイのアニメは完全にギャグ」「ラップを浴びると敵が爆発する」って情報を見て、小馬鹿にしていた某ノシス某クがめちゃめちゃ気になり始めてしまった。トンチキをこよなく愛する私は脈絡なく人間が爆発するみたいなやつに目がなかったのだ。

 

早速NETFLIXで一話から見始めた。開始即ラップで人間が爆発した。最高だった。ラップの字幕がド派手なフォントで画面にデカデカと登場するのも、私のトンチキ心をくすぐった。

イケブクロで人間が爆発したのもつかの間、今度はヨコハマでも人間が爆発した。深夜の港でクスリの売買の現場を押さえられたヤクザ達がジャケットの内ポケットに手を入れ、お?銃撃戦か?と思いきや取り出したのはまさかのマイク。この時点で死ぬほどおもろいのに、ヤクザ達はラップを浴びて爆発。意味が分からなくて最高だった。

どうやら第一話は各グループの活躍と紹介をダイジェストで描く話のようだ。次に登場したのがシブヤの三人。金欠解消のために路上ライブでチップを稼ぎ始める。ライブを聴いた女子たちが黄色い声をあげながらイケメン三人に群がるのだが、彼女たちは一向に爆発しない。爆発を期待したが、とうとう爆発せずに終わってしまった。

私は爆発を求めていた。切実に。

そうだ、この感覚こそがトンチキ信者が感じ得る最大の喜び、トンデモ世界観による洗脳だった。テニプリにハマってテニスの試合で人間が吹っ飛ばないと満足できなくなってしまったのと同じように、ヒプマイに落ちたせいでラップで人間が爆発しないと満足できなくなってしまったのだ。

私の脳はわずか15分ほどの間で爆発に喜びを感じるように調教されていた。

 

そして物語のメインとなる4グループのトリ、シンジュク代表のストーリーがはじまる。

しっかり病院の屋上で人間が爆発した。

そうだよ、正解…

 

ヒプマイ、世界観がヤバすぎて大好きになってしまったのだが、人物の表情の豊かさや髪の毛の流れの自然さ、都会の街並みの空気感といった作画がすごく丁寧で綺麗だし、ラップと歌のクオリティも高い(ラップ詳しくないから素人の感想だけど)。

トンチキ作品は世界観がめちゃくちゃでもビジュアルと歌に関しては真剣に高みを目指していなくてはいけないのだという私のわがままな希望を叶えてくれる最高のアニメだった。

敵と戦うときにギラギラのエフェクトと共にシンプルな黒いマイクが各キャラクターに合わせた個性的なキラキラマイクに変化するのも、リーダーと両サイドを固める二人っていう三人組のフォーメーションも、勧善懲悪バトルものアニメの王道を行くかっこよさで大いに心がときめいた。

というかオッドアイの兄弟も碧棺左馬刻って名前も絶対かっこいい。そんなん皆好きになるに決まってる。

なーに女オタクが好きそうな要素ぶち込んで人気かっさらってんだよ某ノシス某ク!と思っていた私だったが、女オタクの心は想像以上に単純だった。

 

これから毎週月曜日が楽しみです。来週もかっこよく敵を爆破してくれよな!