激ダサDANCEで凍らせて

ハロプロとテニミュとその他雑記。

モアプリで恋愛をしちゃったよ

久しぶりにブログを更新します。六角公演もサーステも行ってはいた。行ってはいたけど感想を書くのが億劫で(下書きに書きかけはある)ブログをサボっていた。

文章が下手なのに文章を書く仕事に就いてしまい、プライベートでわざわざ書くのもなーと思っていた。大学院生も文章を書くのが仕事ではあるのだけど、あの頃は暇だったのでブログも書けた。

最近ときメモの移植が発表され、その流れでテニスの乙女ゲーの話題でTwitterが盛り上がっていたのでちょっと気になってしまった。私は手塚国光くんの夢女子であり、自分が手塚国光くんと結婚していると真剣に思い込んで夢小説を書いたりしている。

なぜくにみつくんとの夢小説を書くのが趣味なのに乙女ゲームをしてこなかったかと言うと、「攻略」が嫌なのである。くにみつくんと私は結ばれるべくして結ばれたのでそこにゲーム性があるといくら公式からのありがたい供給とはいえうーん、なのだ。

でもTwitterで盛り上がっているのを見るとだんだんプレイしてみたくなる。ちょうど私は田村芽実ちゃんを目当てに『フレンチロックミュージカル 赤と黒』の観劇のため池袋の東京芸術劇場の周りをうろうろしていた。乙女ロードを探せばどこかで売っているかもしれないと思って徘徊を続けると、売ってた。8,800円で。メルカリの相場よりはやや安いくらい。帰宅して早速ゲームをはじめてみる。

説明書を読むと、くにみつくんは親密度が上がっても下の名前は呼んでくれないらしい。残念。とりあえず名前を「かなみ」に設定した。下の名前は愛称を選べるのだが、ボイス収録の関係で「か」から始まる2文字の決められた愛称の中から選ぶ。「かな」はなかった。あったのは「かめ」とかだった。なんでだよ。愛称が「かめ」の人間は亀梨和也しかいないだろ。

設定が終わると、全国のテニス部が9月に合同学園祭を行うというイントロダクションが始まる。

海堂「全国も近いのにこんなことやってられっか」

本当にそうである。

最初のうちはくにみつくんに話しかけても冷たくあしらわれるが、出店のわたあめ機のリースをきっかけに話せるようになる。わたあめ屋さんに立候補したくにみつくん、かわいいね???

出店のほかにステージの出し物も計画されているらしく、打ち合わせ中くにみつくんはハムレットの演劇に興味を示す。その日くにみつくんに話しかけにいくと、洋書を貸してくれた。辞書を引きながら読むよう背中を押してくれる優しいくにみつくん。めろめろである。

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注文が確定したよ、ハムレットの原書の。

翌日、くにみつくんと帰ることになった私は突然手を繋いでいいか聞く(えぇ!?)。くにみつくんは構わないと了承し、駅まで手を繋いだ。

展開、早くないか??

あの高潔なくにみつくんが洋書を貸しただけの相手とそんな簡単に白昼堂々手を繋いでくれるんだ?

ドキドキしちゃったよ//////

ゲームを進めていると、くにみつくんが休日デートに誘ってくれる。デート帰りに寄るところがあると言ったくにみつくんは、私を伴って病院へ向かう。部員にも弱みを見せないくにみつくんが、私には肩の怪我の経過を知らせておきたいと思ってくれたのだ。

モアプリ、ただキャラと表面的な甘い恋愛ができるのではなく、テニスに魂を賭けた男の子が徐々にヒロインに心を開いていく過程が丁寧に描写されていて、テニプリのゲームとして上質である。

2回目のデートは図書館デートだった。宿題を終わらせていない私を案じて手伝ってくれるという。私は中学時代女子校に通っていたので、好きな先輩に勉強を教えてもらうシチュエーションに無限の憧れを抱いている。異性に勉強を教えてもらったことなんて、数学の男性教諭に「ヤク中でもわかる平方完成」を教えてもらって結局平方が完成しなかった時しかない。

くにみつくんはテニス部の部長と生徒会会長もしてるのに勉強も油断してないところが、本当にかっこいい。

宿題を31日まで溜めておいて、よかった~~~

 

そうして学園祭準備とデートを繰り返し、ついに学園祭当日を迎える。親愛度がMAXに達しているくにみつくんは私と一緒に学園祭を回ってくれるのでした。

 

なんだか自分がキモくなってきたので、この辺で書くのをやめる。

結論を言うと、乙女ゲー初プレイの初見でも容易に攻略できた。

わかりづらい選択肢とか、この手のゲームにありがちな攻略キャラとは無関係な人物とある時点までに特定のイベントを発生させなおかつこの時間帯に別の人物に話しかけなければ詰む、みたいな複雑さがなかったのが優しくてよかった。

常識的に好意を表明していれば最終的に告白してくれるようになっている。

 

モアプリ、くにみつくんの一挙一動がまっすぐで、かっこよくて、私をときめかせてくれて、何回も何回も同じルートをプレイして同じ声を聞いて、新鮮にくにみつくんのことが好きになった。

原作だけだとほぼテニスしてるだけのくにみつくんが、洋書の読み方を教えてくれたり、宿題を手伝ってくれたりと、知的な一面を見せてくれたのが特によかった。

自分の書いた夢小説の世界だけに閉じこもってた私がこんなに乙女ゲームにハマれると思ってなかった。こうなったら、ドキサバもプレイしたい。

そう思って、早速メルカリで中古品を見つけて注文した。

「ドサッ」ポストに荷物が落ちる音。ついに届いた。

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ハムレットの原書じゃねーか

(おわり)

 

テニモンがフリル付き硬質カードケース作ってみた

ブロマイド用の硬質カードケースデコをやってみました。

去年の冬に「ハンドメイド歴0年の堀尾がフリル付きブロマイドケース作ってみた」という記事を出したのですが、稚拙な出来の割に記事が検索上位に来てしまって恥ずかしくなったので改良版を上げ直します。

モデルは手塚国光くん。

 

用意するもの

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道具類…はさみ、ライター、布用両面テープ

材料…硬質カードケース、フリル、ロールシール、お好みの飾り(お花、リボンなど)

100均と手芸屋で揃います。羽付きのパーツだけメルカリで買いました。

 

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まず表面にロールシールを四辺に貼ります。曲がったので後で誤魔化します。

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裏返して縦に切った布用両面テープを四辺に貼ります。汚くてもいい。

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フリルを貼ります。切れ目は数センチ重ね合わせるように貼ると綺麗です。端はライターで炙ってほつれ止めをします。基本的にB7のカードケースを1周装飾するときはフリルやシールなど、45cmあれば余裕を持てると考えて大丈夫だと思います

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ひっくり返して、こう。

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飾りの位置を決めるためにブロマイドを入れてみます。右上と左下に余白があるブロマイドだったので、その辺に飾りを仮置きしてみます。余分なロールシールは剥がしました。

六角公演で両手にお花を持たされてる手塚が可愛かったのでお花モチーフにしてみた。

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布用両面テープで飾りを貼りました。左上と右下もロールシールが汚かったのでリボンの飾りを追加することにします。右下のリボンは布用両面テープで輪っか状にし、

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ちっちゃい髪ゴムで止めます。

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髪ゴムの上からリボンを巻きつけて完成。パールのシールも貼りました。

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歴代の硬質カードケースたち。

3つとも同じ色合い。青学のチームカラーでもあり、手塚の好きな色でもある青を中心に、青学ユニの白や赤を差し色にしてます。トリコロールかわいい🇫🇷

 

何かの参考になれば幸いです。

 

 

4th関氷の私のツイートまとめ

今年のはじめ、テニミュ4th関氷39(+2)公演に全通しました。

通いすぎて燃え尽きてしまい、感想ブログを書いてなかったのですが、オーディオコメンタリーの配信で久々に関氷を観たら文字に残しておきたいなーと思ったので残します。でも今一から書くと嘘になりそうなので、過去のツイートを掘り起こして自分用のメモみたいな感じで書きます。無駄に長いしたぶん読んでも面白くないです。

自分のツイートを期間とかキーワードで発掘できるついせーぶが好きだったのですが、サービスが使えなくなってしまったので簡易ついせーぶの意味合いもあります。

◇幕開き前◇

くにみつくんが負けてるところ43回も見るの今から嫌すぎて泣いてる、関氷行きたくない

行きたくないそうです。始まる前は確かに複雑だった。始まってからも毎日つらかった。でもそれを上回るくらい手塚がかっこよくて、毎日楽しかったです。

 

◇立川◇

グッズ列並んでるあいだテニモラジオ聴いてるんやけど健登くんが頭から双葉生やしたいから新渡戸やってみたいって言ってるの何回聞いてもかわいい。

かわいいね。立川初日のグッズ列の長さは異常でした。手塚のサクカ、かっこよすぎて頑張って交換探したなー。

くにみつくんがかっこいい!!めろめろ!!

前日に関氷行きたくないとかのたまっておいてめろめろになっている。

2幕楽しみ〜💙
1幕でゆだいこ2023なくてキレたけど2幕では絶対歌ってくれるので!

この時の私に、2幕でも手塚のソロないよって教えてあげて泣かせたい。

くにみつくんのこと観に来たけどM1の衝撃デカすぎて氷帝の方が印象強い。幕開き即りょやべのビブラートはグラミュの風格なのよ

そう。幕開きほんとにびっくりした。りょやのM1とイニシアチブオペラを劇場で39回も聴けたの、幸せだったなー。

跡部のバックダンサーしてる氷帝ダンス部レギュラーマジで全員ダンス上手くてびっくりした。

特に向日のギラギラしたダンスと忍足の淡々とこなすダンスが好きで2人のことよく見てました。おんなじ振り付けなのに皆踊り方に個性出てて面白い。

オタクくん「4thにトンチキと狂気が足りない!」
三浦「かわむらすしの演歌をつくろう!」
↑ヤバすぎ

最初ヤバいと思ったけど大阪公演あたりから1人でかわむらすし振りコピオタクになってた。楽しかった。

これまでくにみつくんの試合なかったから何も考えずくにみつくんにめろめろになれたけど、今回2幕でくにみつくんの苦しそうな表情見ないといけなくて、くにみつくんが歌って踊ってるだけの1幕の方が純粋に楽しかった。

なので今から手塚の勝ち試合がある比嘉公演が楽しみすぎる。

でも好きな人が必死に戦ってる姿って、たとえ負けても何より美しく見えるものです。

ジローのソロ曲に「おはよう!」って歌詞入ってて、そのジローを圧倒する不二のソロ曲が「おやすみ」で終わるの2人の正反対なプレイスタイルとか性格捉えてて三浦の歌詞、すきー!ってなった

正直ルド吹までは三ツ矢詩ほど三浦詩が好きではなかったのですが、今回好きなフレーズがたくさんありました。キャストと同様に、三浦さんがどんどん上手くなったなーと思います。

全員曲の入場で青学引き連れて先頭で歩いてくる手塚部長かっこよすぎてめろめろ〜💕

まためろめろになっている

くにみつくんが試合の後ジャージを幸村羽織りしてるの萌え萌えだしリョーマの試合の時ジャージ脱ぎ捨てて走ってくのかっこいい〜💙

まだめろめろになっている

リョーマ試合前のお前は青学の柱になれが肉声じゃないの納得いかない。すぐそこに本人おるやろ。なんで手塚中1回想は肉声でおまはしは録音なんだよ。

なんか録音の「えちぜん」のイントネーション、変じゃなかった?初日から大楽までずっと変だと思ってた。

立川駅におけつ丸出しの女いた。立川ってこえ〜‼️

不審者を発見

4氷でくにみつくんの歌割り少なくてソロもないのなんでって思ってたけど、樺地氷帝校歌で唯一ソロもらえてなくて試合中も歌わないんだよね。くにみつくんには肩入れしちゃうからなんで⁉️って思うけど、冷静な目で全体見たら寡黙なキャラクターを崩さないためにあえてそうしてるのかなって思った。

三浦演出はわりとそのまますぎることがある。

(雌猫の友達)、公演日までに死ぬかもしれないからって理由でTDCの連番チケット事前に渡してくれた。殉職しないで〜‼️

今回の公演は警察官をやっている跡部のオタクが一緒に通ってくれて、とても楽しかった。やっぱり手塚のオタクと跡部のオタクでおしゃべりすると見えてこなかったところに気付けたりするので。

日吉ソロで「諸行無常♪日吉苦情♪」って歌ってるの空耳?空耳だよね?

日吉浮上を聞き取れていない頃の私

ルド吹の時凱旋からゴリおさ削られてルドの曲になったから今回も凱旋から河村音頭削ってゆだいこ2023追加してほしい。あまりにもくにみつくんの歌割少なすぎるしくにみつくんのソロないの納得いかない。

河村音頭振りコピの楽しさに気づけていない頃の私。でも手塚ソロには凱旋前日まで淡い期待を寄せていた。

私が関氷に求めてたもの、河村父の脳内イメージのポップで可愛いくにみつくんじゃなくて校内ランキング戦やS1で堂々と歌い上げるかっこいいくにみつくんなんだけど三浦はくにみつくんに歌わせる気がないみたいなのでポカみつでいいです。可愛いから。

大楽手塚の「みんなで手つないでかーえろ」を浴びていない時の私(ポカみつ…桃城をポカポカ叩くくにみつ)

手塚は寡黙なキャラクターだからあえて必要以上に歌わせない、踊らせないっていう演出意図もわかるのよ、手塚が跡部みたいに部員侍らせて踊ってたらやだし。でもミュージカルって言葉に出さない心の内を歌やダンスに乗せるものじゃない?冷静で思慮深い手塚の内に秘めた熱さを表現しないでどうするの?

凱旋あたりになって、ソロがなくとも跡部とのデュエットに全ての魂が乗っていたことがわかってきたのでした。歌ってほしかったけどね。

(青学校歌の「連れ出してくれないか」という歌詞について)私はテニスが青学メンバーに働きかける(テニスへの熱意だけが青学メンバーをコートへ連れ出す→all for tennisの鏡)という意味で取ってて、良い歌詞だなと思った。

三浦さんの歌詞のすきなところ。M2青学校歌で「テニス」が王子様たちを熱いコートへ連れ出す→サービスナンバー2曲目で王子様たちが最高の夏の向こうへ「君」を連れて行くと繋がる歌詞が巧みすぎると思いました。テニスに魅せられたキャラクターに観客が魅せられるというのがテニミュの本質だからです。

長太郎が「負けるの青学!」コールの時満面の笑みで喜んでるの普通に性格極悪で笑った。長太郎のそういうとこ好き。

今回の長太郎、表情がコロコロ変わってかわいい。

応援合戦、くにみつくんが「む、跡部が踊ってないな…」みたいな顔で跡部の手首掴むところとアクロ前の千石にラケット押し付けられたみぢゅが「どうするんですかこれ💢」みたいな顔で受け取るところ可愛すぎるな

観月がいたから何回通っても飽きない公演だったんだなーとしみじみ思う。

4thくにみつくん「決着をつけよう『ぜ』」とか跡部とのデュエットの「頂点へ〜〜」のがなりとかめっちゃ男でかっこいい。

アニメでカットされた「ぜ」とか、過去シーズンで『僕』に変更された不二の「これが『俺』達青学の部長、手塚国光だよ」とか、その辺を原作準拠でやってくれるのが三浦演出の好きなところです。

公演を重ねるにつれて跡部の「シングルススリーシシド」の滑舌が怪しくなってくる4th関氷

これ1回噛んでたよね

乾がアウト自己申告して菊丸と岳人がセーフ!アウト!ってヤジ飛ばし合うとこ、今日は菊丸が「じゃあこっちきて見ればいいじゃん!」って言ってて中学生〜!!ってなった。

どんどん日替わりがエスカレートして毎回楽しかった。

昨日までS1前のくにみつくん舞台手前で上着脱いでから舞台後方で長ズボン脱いでたのに今日からいったん袖にハケてズボン脱いでから舞台手前に出てきて上着脱ぐ順番に変更になってた。ポロシャツ長ズボンにインしてる激ダサなくにみつくん見れなくなって残念です。

初期しか見れないレアな手塚

歩きながら無理矢理靴履き直すくにみつくん、「手塚は元々おっちょこちょいだが部長として『油断せずに行こう』をわざわざ口に出して自分を戒めている説」を裏付けてて可愛かったけど手塚部長としてナシすぎる行動。

ナシ

今回(立川だけだと思うけど)日替わりギャグシーンが毎回同じだからフランケンとかポカポカくにみつくんとか誰も笑わなくなってきたんだけど、裕太の「寿司は寿司だ‼️何を食べても美味い‼️」だけは毎回爆笑取ってて、結局大声が一番面白いって俺たちはオモコロから学んでたんだよな。

私はオモコロの永田さんが好きです(余談)

スタッフの客席アナウンス、「自分撮りしないでください」って言ってて自撮りのこと自分撮りって言う人間いるんだって思ってる。

いた

今日のソワレかわむらすし事故りすぎて過去一ウケてた。南とか笑って台詞言えてなかったし裕太は声のデカさだけで誤魔化してた。

これ河村父が「みんな大丈夫か?」って言いながら出てきたんだよね、やっぱり裕太の大声が1番面白いや。

今回二階席前方に座ってたんだけど、みぢゅが一階席と二階席の間の柵に肘預けてファンサしてくれてめちゃくちゃ眼福だったしそのあと後ろから来た不二に小突かれて靴脱げてたのみぢゅすぎて笑った。

この後滝さんもきた。女テニを観測した日。

跡部ディスコ前後のキーボード?ピアノ?の高音がピロピロ鳴ってる緊迫感溢れたラリービート、ポケモンのチャンピオン戦とか伝ポケ戦みたいで大好き。

跡部関係のラリービートに外れなし

家帰ったら「速やかに返送してください」って書いてある内定先からの手紙(12/28付)届いてた。早くもクビになったかもしれん。

帰省と東京遠征を終えて帰ってきました。関氷が大学院生最後の年の現場だったので、全通できるのは最後だったのです。社会人になっても無理なく楽しくテニミュに通いたいなー。

 

◇大阪◇

立川カスカス言ってたけどメルパに座ると前の座席の下に足突っ込めて座席リクライニング気味になってるの楽だったな〜って立川が恋しくなる。前のオタクの頭で舞台見切れて客席後方からブリザード吹いてきて都心までアホ遠い立川が恋し〜い!

六角公演でまた立川に帰ることになります。ご愁傷様。7列以降なら段差がちゃんとついててわりとどこでも見やすいテニミュの聖地メルパルク大阪が六角公演からリストラ。寂しい。

今日の判定待ち、岳人が「アウト!アウト!じゃあこれなーんだ!これなーんだ!(手でランドルト環作りながら)」って騒いでてめちゃかわいかった

判定待ち大好きなので判定待ちレポツイが多め

立川楽で足された跡部が手塚ァ!って叫ぶシーン、あの日限定じゃなくて今後も継続っぽくて嬉しい。跡部の手塚ァ!聞かないと関氷観たなってならないよ。

諦めろ!も良かったです

フランケンとか氷帝寿司も地方公演から日替わりだと思ってたのに大阪でも全く同じ寸劇続いてるし大阪人笑いに厳しいからクソ滑りしてるし日替わりにしてくれ。もう飽きて笑えなくなってきた。

滑りすぎて最早可哀想だった

4thは「跡部が30分あれば誰でも倒せると豪語し手塚の腕を潰すためにあえて持久戦に持ち込む」→「跡部が手塚の青学にかける想いを読みきれなかったと自省し手塚に敬意を持ってプレイする」っていう跡部の感情の流れ(改心)がわかる台詞が全カットされてるから原作とは別の試合のように感じる。

と、冷静に批判する一方健登とりょやの歌唱力に捩じ伏せられてだんだんS1を感情でしか観れなくなっていくのでした。S1はすごかった…

滝が宍戸に「気に食わない」っていうところ大阪からカットになってて良かった。滝は宍戸のこと認めてるってファンブックとかで強調されてるからあの台詞解釈違いだった。

あの演出で滝さんが陰湿なやつに見えないのは中田さんの品格だよね。

今日なんでもない日なのに、今日のS1、間合いとか語気の強さとか緊張感に溢れてて、今までで一番良かった…
きっと健登くんが願った通りにこの公演は伝説になるんだろうなー。

1/21の公演。S1の2人は初日から芝居も歌も完成されていて、未完成なものが成長していくのをみるテニミュ的楽しみというよりその公演だけの空気を感じる楽しみがあった。

今日1幕冒頭の桃城がリョーマのラケット持ってくるシーンでなぜか桃城出て来なくて、リョーマが「え、どうしよ」みたいなこと言ってたの事故すぎてウケた

怪我病気を除いて、これが4th関氷1番の事故ではないだろうか。目の怪我のこともあり心配したが、後にただの出トチリとわかって面白かった。

応援合戦の氷帝パートでラケット上下させながら「勝つのは氷帝負けるの青学」って歌うところ、アンジュルムの次々続々みたいに推しの動きに合わせてサイリウム上下させたいよね。ドリライやってくれ〜!!

ドリライお願いします!!

glory daysで裕太が観月の背中見ながら「君がいたからテニスを愛せた」って歌うところ良すぎるよね、観月が裕太の視線に気づいてないの含めて。

「君がいたからテニスを愛せた」も青学校歌の「熱いコートへ俺たちを連れ出してくれないか」と同じで、受動的(三ツ矢時代のテニミュ的ではない)なのに沁みる歌詞なんだよなー

私が目覚ましアラーム鳴っても一生寝てて、(雌猫の友達)に「アラームをもっと不快な音にしろ。お前は一人の時いったいどうやって起きているんだ」と怒られた

雌猫の友達が関西に泊まりにきてくれたので2nd全氷のDVDを夜遅くまで見た。過去シーズンのテニミュ、今見ると振り付けが面白すぎて笑ってしまう。

4th関氷のS1はさ、跡部の「俺は手塚が青学にかける想いを読み切れなかった(略)たとえこのタイブレークがどれ程続いたとしても」の長台詞を全カットしたという致命的欠点があってもそれを上回る楽曲、演出、キャストが揃ってて、この試合がテニミュの最高傑作だと思ってる。

今でもそう思っている

3rdの心臓の鼓動音で始まるS1大好きだったんだけど4thのアカペラも同じくらい好き。手塚跡部戦、あんなに熱いのに「張り詰めた静寂」が似合いすぎる。

演者の歌が上手くて声量も桁違いだからこそ、静寂が引き立つんだよね

 

◇博多◇

今日の勝つまで負けない曲凄まじすぎてテニミュの本公演で初めて泣いちゃった。あんなに何回も観たのになんで今日泣いたんだろー

個人的に、福岡初日は大楽の次くらいに泣いちゃったんですよね。この頃はキャストに怪我病気もなく演劇としてクオリティが1番安定していた。

手塚「手塚クーイズ!蜜は蜜でも甘くないみつはなーんだ?」
乾「はい!国家機密!」
越前「どーせ手塚国光でしょ」
手塚「甘くない甘くないって…俺にも優しい時、あるもーん」
河村「越前、間違えてあげることも必要だぞ」

幕前芝居の手塚クイズ、大楽でもやったから映像に残って嬉しい。

日吉の試合を見て居ても立ってもいられなくなって走り出してくる跡部の表情好きすぎ。

りょやの表情公演重ねるごとに豊かになっていって目が離せなくて、でも手塚を見ないといけなくてとても大変だった

やわやわのごぼ天うどんも如水庵の苺大福も美味しかった…
また博多来れるかな、社会人になっても遠征したいな…

博多、新幹線でも飛行機でもアクセスいいし、食べ物美味しいし、キャナル劇場迷宮だけど見やすいし、遠征先として1番好きです。

 

◇岐阜◇

久しぶりのくにみつくんにめろめろめろめろ💙

めろめろしている

岐阜のツイート、メモとか除いたらこれしかなかった。おしまいのオタクだ。

 

◇東京凱旋◇

今日のソワレ、不二がS2の最中にボール落としちゃったのをくにみつくんがさりげなく拾ってあげてて、かっこよかったー♡
やっぱりくにみつくんってこの世で一番優しくてかっこいいな〜♡

これ今でも脳内再生できるくらい萌えた

今日からアンコで声出してよくなったんやけど、客降りでくにみつくんが目の前に来たことに興奮して「ぅああぐにみづぐんんん!!!」みたいな奇声発したらくにみつくん(てかけんと)がえ!?どこからかキモオタクの声が!?みたいな訝しげな表情して過ぎ去っていった。

悲しきオタク

一昨日くにみつくんが通路降臨した時かっこよすぎて泣いちゃったんだけど連番してた(雌猫の友達)に「喪主の泣き方」って指摘されたのキモオタクすぎる

オタクの末路

ルド吹観月「あ〜か〜ざ〜わ〜💢💢」
関氷観月「き〜さ〜ら〜づ〜💢💢」
完全にナースのお仕事

三井さんの観月、ねっとりした悪役風の芝居とコミカルなナースのお仕事芝居がシームレスに繋がってて上手すぎると思う。

三ツ矢の書いたアンコ曲で一番好きな歌詞「つかまえてみろ 俺の命」だけど三浦のアンコ曲は「最高の夏の向こうへ さあ君を連れて行くよ」が一番好き

さっきも書いたけど、三ツ矢さんの歌詞は能動的、主体的で「俺」と「お前」の世界で完結した少年漫画らしい視点で統一されてるのに対して三浦さんの歌詞はいろんな方向に矢印が向いていてどっちも素敵だなーと思う。

2列最中に座ってたら、関東セレモニーでくにみつくんがアーチくぐってくるとこマジでこっち向かってくる感じしてかっこよかった〜

残念ながら公演が中止になって数曲の歌唱パフォーマンスになった時の席だったのですが、忘れられない思い出。

そしょ丸先輩かわいくて元気出た〜!あときよすみくんがみんなに会えて幸せだよー!って言ってくれて、私もどんな形であれプリンスオブテニス達に会えて幸せって思った!

千石清純はたまに人を救うことを言う。

こんなに大好きになれる人に出会えて良かった。くにみつくん、ありがとう。

大楽の会場出たところで雌猫の友達と待ち合わせて、最初に出てきた言葉がこれ。

こんなに好きな人だから、関氷全通ができたんだな。これからもずっと好き!

 

追記

勝つまで負けない曲のイントロになってるラリービート、ピアノの音色が手塚の敗北と破滅を運命づけていて、世界で1番美しくて悲しい響きだよ。

おうちで円盤見てて、私は4th関氷S1の何がこんなに好きなのかっていうことに気づいたのですが、それは途中で手塚の敗北を音楽によって確信させられる悲しさなんですよね。3rdまでのテニミュは絶対に最後までお互いが熱くぶつかり合って、最後まで結末がわからないものなのですが、あのもの悲しいラリービートはテニミュの歴史の上で初めての演出だったと思います。テニミュとして正統なのかと言われれば違うんですけど、あのラリービートと勝つまで負けないを聴くとどうしても涙が溢れてきちゃって、心を揺さぶられます。

 

2022年の現場まとめ

今年行った現場を振り返って感想を適当に書きます。かっこの中の数字は観劇回数。

 

1月 

・宝塚月組 今夜、ロマンス劇場で(1)

原作映画だと不自然だったヒロインの芝居がかった喋り方が宝塚の舞台だと自然に馴染んでいて良かった。モノクロ世界⇄カラー世界の衣装替えも宝塚ならではという感じ。


2月 

・ミュージカル新テニスの王子様 second stage(5)

国光くんの出番がほぼないのでそこまで通わなかったけど跡部仁王手塚の3人でつくるダブルスは演出も芝居も良くて推せたな〜。高校生も歌が上手くて見応えある公演だった。


3月 

・宝塚宙組 Never Say Good Bye(1)

ルイマキセさんがかっこよかった。退団されてしまったのが残念。ストーリーが重めなぶん歌声にも重厚感があって良かった。

 

・舞台 千と千尋の神隠し(1)

なんかすごい評価されてたけど私にはいまいち良さがわからなかった。原作映画の完成度が高すぎて舞台で同じことやってもなぁって感じ。みうのハク様はかっこよかった。

 

薔薇と海賊(2)

これは個人的に2022上半期ベスト現場でした。めいちゃんとたわちゃんを目当てに観に行ったら予想以上に良かった。ストプレ苦手な私でも舞台の雰囲気に呑まれた。めいめいと言えば歌、多和田さんと言えばダンスなのにストプレってどうなんだろうって思ってたら特技を封印したことによって逆に2人の芝居の上手さに気付かされたし、特に知的障害を持った青年という難しい役どころをあんなに純粋さをもって演じた多和田さんには感動。めいめいは目線の付け方から足の組替え方まで細かい芝居の作り込みがすごかった。

 

アンジュルム春ツアーThe Angerme(1)

シングル曲だけのツアー。若いメンバーが増えたのに愛・魔性みたいな楽曲歌いこなせてるのすごいなーと思いながら、やっぱり昔のアンジュルムが恋しいなと思ってしまう。


4月

アンジュルム かわかわりんりん(2)

推しが食用カブトムシを食べようとしており、怖かった。セトリに大好きな負けるなわっしょいが入っていたので嬉しかった。

 

6月

・宝塚花組 巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜(2)

今まで宝塚なんとなく全体的に好きだけど贔屓はいないなーって感じだったのが、配信とか円盤とか去年の元禄バロックロックとか色々見て柚香光さんと星風まどかさんのお二人が好きだなーって思い始めて、巡礼の年のデュエットでドボンと落ちた感じ。まずお顔がドンズバにタイプだしお芝居も好き。あとバルコニーとか部屋の窓からイケメンが侵入してきてお嬢様を攫っていくシーンのフェチなので(?)脚本も好きだった。


7月

テニプリソニック(1)

今年のライブイベントで1番楽しかったし国光くんの出番多くて嬉しかった。サマバレ発表されたのがもう懐かしい。早く円盤化してほしい。

 

・ミュージカルテニスの王子様青学vs聖ルドルフ・山吹(15)

今年1番通った現場。国光くんの出番は少ないもののJ様の観月があまりにも良かったので半分J様目当てで通ってた。相変わらず三浦演出三浦作詞のテニミュがテンポ悪くて歌詞も変で苦手なんだけど不動峰の時と比べて改善はされたかなと思った。結局ミュージカルって楽曲がキャッチーだとそれ以外が微妙でも楽しく通えてしまうものです。15回も通うとそんなに思い入れのなかったキャラクターのことまでみんな好きになるね。

 

・音楽劇クラウディア(2)

今年観た演劇の中で1番感動した。大阪公演がテニミュとモロ被りしてた上に東京公演は途中コロナで中止になって2回しか観れなかったのが惜しい。しかも権利の問題で円盤化できないし… 神様に今年聴いた楽曲の中で一曲だけもう一度生で聴かせてあげるって言われたら迷わず細亜羅とクラウディアが歌った真夏の果実を選ぶと思う。めいめいの歌声が本当に大好き。そして久しぶりに中河内さんのダンスを観れたのも良かった。かっこよかったよ〜

 

川村文乃バースデーイベント(2)

相変わらず文乃ちゃんの作るセトリはよく練られてて良い。最後にか〜てぃんこ〜るんるんさえやっとけば全部丸く収まって最高になれる。か〜てぃんこ〜るんるん大好き。


9月

・ミュージカル新テニスの王子様second stage DVD発売記念イベント(1)

ダブルス同士の対談が聞きたいのになんでチーム引き離されてるんだろうと思ってたらダブルスパートナーからのお手紙読み上げシーンがあったのが良かった。川本くんの「ながつかたくみくんへ」面白すぎて引きずる。

 

・舞台パタリロ!〜ファントム〜(3)

華麗なヘアメイクと衣装に妙にクセになる変な楽曲と無茶苦茶な演出、舞台パタリロにしかできないなーと思って毎回観てて楽しい。U-NEXTで過去作観てたから初めて生で観劇できて良かったです。しかも最前を自引き。宇野さんの顔好きすぎてバンコランにめろめろになりました。


10月

・ミュージカル新テニスの王子様レボリューションライブ(7)

ルド吹でお前は青学の柱になれが無かったことに憤慨してたのでレボライで歌ってくれて感無量になりました。そしてディスタンスでくにみつくん0ズレの席あたって爆レス貰ったの一生忘れられない〜!一生めろめろ!

 

・ミュージカルヘアスプレー(1)

昨年末のミュージカルGREASEが好きすぎてもう一回観たかったので、同じくタイトルが整髪料でめいめいとみうみうが出演しているヘアスプレーも面白いんじゃないかと思って観に行った(ふざけてる)。結果的にまあまあ面白かったけど特に感想がない。

 

11月

・宝塚花組 殉情(1)

宝塚の歴史モノ特有の謎の現代パートって、なんなん?いる?あれ。宝塚って抑揚ハッキリつけてお芝居するから谷崎の作品の翻案として微妙だなと思ったけど(文体と舞台の雰囲気が合ってない)春琴抄だと思わなければいい舞台だったんじゃないかなって思う。春琴が正統な宝塚的に可憐で可愛かったけど谷崎の書く女では無かった。


12月

・梅棒定期公演シン・クロスジンジャーハリケーン(1)

踊ってる多和田さんを観たくてチケットを取ったらたわちゃんがスーツ着たモラハラストーカーメンヘラ男演じてて狂喜乱舞しました。ダンス観たくて行ったのにほとんど芝居だった気がする。後ろの席の人たちは爆笑してたけど私は無声の新喜劇見せられてるな…みたいな気持ちになって笑いどころがよくわからなかった。作品全体的には好みに合わなかったけどたわちゃんの狂気じみた演技が観れてよかった。

 

今年は計48公演観に行きました。楽しかった。

クラウディアとテニソニが忘れられないです。円盤化してない作品やそこまで通えなかった作品ほどもっと観たかったって思っちゃう。

レボライも今年楽しかった現場ランキング上位に入るけど全通して観たい位置から推しを見れたから満足感がある。

来年はテニミュ氷帝公演を全通した後に地方で社会人デビューするので氷帝公演だけの年になりそうです。

現場通えなくなったら私には何が残るんだろうって今から怖いです。

皆さま、良い現場ライフと良いお年を。

 

レボライ2022

ミュージカル新テニスの王子様 Revolution Liveに行ってきました。

テニミュのライブに来たのは初めてで、本公演でこれライブ映えするだろうなーって曲をたくさんやってくれてとても楽しかったです。

7公演いろんな席に入ったのですが、席によって見え方も全然変わるから飽きずに全通できました。

 

一番のサプライズで、一番嬉しかったことは(くにみつくんにレス貰った話は一旦置いておいて公演内容の話で言うと)、3rdシーズンまでの過去曲をやってくれたこと。特に手塚と越前の《お前は青学の柱になれ》は初日にイントロが流れた瞬間思わず悲鳴を上げました。周りのどよめきも凄かった。

序盤ラストの《俺の天衣無縫》《お前は青学の柱になれ》《部長ということ》の手塚メドレーは手塚のオタクとして一番美味しいところでした。

《お前は青学の柱になれ》はテニミュ楽曲の中でも屈指の名曲だと思っていて、テニスプレイヤーとしての覚悟を感じさせる序盤の重厚なメロディーからサビの「どこまでも行ける 果てしない」の転調で本当に空が果てしなく広がったようなイメージへと一転する構成が特に好きです。あの転調の爽快感を幕張メッセの広い空間で聴けて幸せでした。

上島先生がどこかの公演のMCで越前、手塚、大和を一直線に並ばせたのは自分で天才だと思ったと仰っていたのですが、本当に天才だと思いました。あの三人の並びによって本公演での引っ掛かり、どういう解釈をすれば良いんだろうという歌詞がすっきり理解できた気がするので。

本公演で「なんで天衣無縫になってテニスが愛おしいという気持ちに満たされた手塚は突然越前に語りかけるんだろう」とか「手塚の原点って大和部長なの?」とか思っていたのが、"青学の柱"というキーワードで解決したなと思ったし、そういう意味でも《お前は青学の柱になれ》のデュエットをライブで披露した意味があったと感じました。

大和が手塚に、手塚が越前に託した"青学の柱"は強さを掴むための源であると同時にチームの為に自分を犠牲にしなくてはいけないという呪いでもあって、矛盾をはらんだものなんだと思います。

大和や手塚は"青学の柱"が実は呪いや束縛でもあったことにどこかのタイミングで気づいたはずで、その呪いを跳ね除けたのが全国大会決勝で天衣無縫になり青学を優勝へ導いた越前なんだとレボライを見ていてスッと頭に入ってきました。

だから大和vs手塚の試合で手塚は越前に語りかけ、自分に強さと呪いを与えた大和を「原点」と言うんですね。これは私の解釈でしかないですが、レボライのあのセトリで、あの3人の並びがあったから見えてきた"青学の柱"イメージです。

ルド吹公演で柱の楽曲がなかったことにブチ切れていたので、代わりに"青学の柱"の解釈を掘り下げてくれたレボライに感謝が尽きません。これで心置きなく4th氷帝公演に通えます。

 

私の推しは山田さんの手塚なのでこのシーンが一番感動したし何回も見たい!と思いました。山みつは7公演ずーっと喉のコンディションが最高値なのがすごいです。安定感で言えば中学選抜の中でずば抜けてると思いました。

歌唱力と一口に言ってもピッチの正確さとか声量とか表現力とか色々あると思うんですが、中学選抜の中で山みつが一番音程やリズムが正確、りょやべが一番ビブラートが響いて華やか、というのがまるで手塚と跡部の性格やプレイスタイルみたいで面白いなーと思ってます。

 

跡部の《跡部王国》はサビでセンターステージのリフトが上がって、ソロ曲で一番楽しかったのはこの曲でした。この曲は幕張メッセで眩い照明を浴びながら歌うために作られた曲だったんだと思うくらいに良かった。

高橋さん自身はワンマンパワーの方が好きらしいですが、ライブでやるなら絶対こっち!っていうのが正直なところです。この曲でサイリウム振れて最高でした。

 

手塚と跡部の話をしたので仁王の話もしたいのですが、vsG10ラウンド1のこの3人の絡みが見れなかったのは残念でした。スキルが高い山みつとりょやべに追いつこうと努力を重ね、本公演でどんどん表現力が増していった蔵田さんの仁王がとにかく大好きで。

別に幕張で手塚は我慢したやらなくていいから(ネタバラード枠はごめオサで足りてる)3人で喋る軽い日替わりとかが欲しかったなー。

 

というわけでレボライでは主に手塚と跡部中心で見ていたのですが、全員が王子様でかっこよかったです。歌もダンスも本当にみんな上手かった。個人的にはアリーナCあたりでセンターステージを見るのが楽しかったです。跡部や種ヶ島のソロ曲リフトも見やすかったし、密かに推してる鈴木惷くん含めスペシャルダンサーズがセンターステージの角に立ってダンスやアクロしてくれるのがすごくかっこよかった。

 

後半は《ノー・プライド》がライブでありながら本当の試合さながらの迫力で印象に残っています。テニモで改めてこの曲を聞き返してみると、本公演当時からキャストのレベルの高かったこの曲が2年で更に進化していて、正にレボリューションだと感じました。

レボライが終わってからテニモでいろんな曲を聴いて思い出を反芻しているのですが、やっぱり生演奏は偉大だと思いました。音の厚みが全然違う。

アンコールは新曲と《ディスタンス》。2曲ともに言えることなのですが、新テニミュのサービスナンバーはこの空間をつくってくれた"君たち"と王子様に会いに来た"君"、複数と個人にメッセージを伝えているのがテニプリらしいと思います。

新曲の「君にロックオン 君だけにロックオン」は王子様とただ一人の「君」の関係性を歌っているし、《ディスタンス》の「君に 君たちに 感謝」は王子様-王子様に会いに来た「君」-大変な社会情勢の中でルールを守ってエンタメを楽しむ「君たち」という個と大勢の関係性を歌っているわけです。

テニミュの楽しさって演者と観客一体となって全力で盛り上がるのが第一にあって、そして自分の推し=王子様に会える喜びという点も大きいと思います。他の2.5次元作品にも言えることですが、演劇でありながら、アイドルを応援する楽しみみたいなものの比重が高いんですね。

クリエイター陣のトークで「三ツ矢さんは女の子の気持ちがわかる。恋する女の子は好きな男の子の涙ではなく汗がクリスタルに見えるんだ(要約)」というお話があったのですが、「君たち」への感謝は舞台製作者のごく一般的な想いで、「君」への感謝は女の子の目線に立った三ツ矢先生の作詞だと感じます。

推しの手塚国光くんはじめキャラクターへの愛が深まるとともに、上島先生、三ツ矢さん、兼松さん、qurosawaさんへの感謝が爆発した現場でした。テニミュを作ってくれて、生演奏を聴かせてくれて、感謝が尽きません…

もう一度あの空間に戻りたいなーと思いつつ、後悔がないくらい楽しみました。

次のレボライもあの生演奏で、幕張メッセでやってほしいなと思います。

テニミュ4thルド吹

ルド吹、東京公演と大阪公演を終えたので、後半の福岡公演と凱旋公演に入る前に感想を書き留めておきたいと思います。

明日からもう福岡公演ですが…

 

【全体的な感想】

全体に言えることとしては、不動峰公演でほとんど感じられなかったテニミュ独自の熱さがきちんと演出されていたので好印象だった。

前回の問題点だった曲と状況が噛み合っていない、セットが活かしきれていないという問題も大分改善されていて良かったと思う。

今回ちゃんと曲と状況が噛み合ってると感じたのは、曲入りが自然になったこと(青学メンバーの台詞の途中でだんだんイントロの音量が上がることで底知れぬ強さが演出されるルドルフ校歌、不二が反撃に転じた瞬間にイントロが鳴りだす不二ソロ曲等曲入りのバリエーションが豊か)、作詞が従来のテニミュ特有の視点に近づいたこと(俺、お前、テニスの三語で全てが収まってしまう主観的な脳筋歌詞)が大きい。

前回はオープニング曲や全体曲は個人的に好きだったものの試合中の曲が微妙な出来で、誰が誰に向けて伝えたいのかよくわからない歌詞を突然歌いはじめてたのでミュージカルじゃなくて挿入歌付きのストプレだなぁと思う場面が多々あった。

しかし今作は「今」この「状況」で「俺」が「お前」に向けて熱い感情を伝えますという気概が伝わってきたのでTHIS IS THEミュージカルテニスの王子様だ!と思いました。特にダブルス曲が良くなった印象。

 

【キャストのこととか】

キャストではやっぱり推しの山みつと三井さんの観月が良かった。まず舞台の感想とか抜きにしてお顔とお声が好きすぎるし全体的なスキルも高い。

ただ、手塚に関しては手塚をここで使ってほしくなかったってことがいっぱいある。くにみつくんが好きだからこそ、手塚の出番や見せ場を増やしてほしい気持ちより手塚という寡黙で誰よりも強いキャラクターを乱用してほしくない気持ちの方が強かった。

手塚は口数が少ないからこそ一言に重みがあって、3rdまでの手塚曲ってほぼ「油断せずに行こう」と「お前は青学の柱になれ」しか言ってない。手塚ってその二言だけでいいんだ。それが手塚部長の背中なんだ。

なのに4thは手塚に不動峰公演で無駄に感傷的な《WILL》歌わせたりルド吹公演で手塚初の公式戦やって周囲の人間にハッピーな曲歌わせたり余計なことするから「黙々と越前に青学の柱になれと説き続ける→跡部戦で誰も知らない真の姿を見せる」という手塚の存在の重みを描く軌跡が全部おしまいなんだ……

テニスの王子様の物語の起承転結って、正直承と転はよくわかんないけど*1「起」がリョーマが高架下で手塚に負けて父親以外の強者の存在を知ること、「結」がリョーマが青学の柱として幸村を倒し、青学を全国優勝に導く王子様になることだ。つまりテニプリの起承転結は柱承転柱と言っていいくらい柱ではじまり柱で終わるので(そして新テニでは手塚とリョーマが柱の役割を終えて海外へ飛び出すところから物語が展開しますね)柱ソングがないテニミュなんてあってはならないと思う。

今回はルドダブルス戦に乱入する手塚を見て、手塚の心情を描くために必要だから歌わせるのではなくて歌がうまいキャストがいるからファンサとして歌わせておくという意図が感じられ、ミュージカルとしての手段と目的が逆転してるなと思ったので残念だった。

肝心の山みつさんの歌唱力は言わずもがな。名実ともに声楽の柱でした。声の響きに部長としての威厳が感じられて大好きです。

歌だけでなく台詞も声の響きが綺麗で、おい!集合!整列!だけでかっこいい。これ台詞っていうか号令だね!全然喋ってないね!でもかっこよかったです。

もう一人目が離せなかったキャストが観月役の三井さん。視線の使い方や声の抑揚がとにかく上手いし綺麗。特にルド校歌では歌声、ダンス共に圧倒的表現力を見せつけられて一気に好きになった。曲終盤で部長赤澤とマネ観月が背中合わせでセンターに立つところは2人の体格差に完璧な2.5次元〜!って思いました。

あとお芝居が好みだったのは檀くん。天真爛漫な姿から亜久津に背中を見て自らコートに立つ決意をする必死な姿への変貌がすごい。越前屋くんの調査をする檀くんとリョーマの掛け合いは毎公演微妙に違っててアドリブに近いんだけど、そこが毎回自然で生き生きしてて2人ともプロだなと思う。

 

【1幕感想】

くにみつくんのおたくとしては幕開き即高架下は嬉しい。不動峰公演が手塚の答辞で始まり高架下で終わって、ルド吹公演が高架下で始まり手塚の氷帝は強いぞ台詞で終わっているので、手塚で始めて手塚で締めるの何かのこだわり?って感じだけどそれなら手塚に歌わせてほしい。

青学って二本柱なので(全国立海の台詞より)手塚とリョーマにはちゃんと青学の柱としての自覚を持つ歌をあげてほしいのに、1幕に柱系の曲がまったく無く、ひったくりの歌とゴリラの歌はあるのに手塚とリョーマは試合中歌わないんだ!?って初見時に度肝抜かれた。テニミュって試合中の歌唱を通して王子様たちの生き様を客席に届けるもんじゃないの?ひったくりの歌とゴリラの歌、いる!?

あと度肝抜かれたのが、都大会始まる前の段階でリョーマが千石と菊丸をボールで狙撃してたこと。原作だとリョーマが打ったゴム紐付きの練習用ボールをひょいひょい避ける千石や後輩にボールぶつけられてる菊丸のコミカルさが描かれるシーンなんだけど、舞台上でやると一気にコミカルさが消えて亜久津レベルに悪質な主人公が人にボールぶつけまくる狂気のシーンになってて本当にもうちょっと考えてほしかった。

都大会スタートの曲は24/365のアレンジになってて、過去シーズンの曲使ってくださいって不動峰の公演アンケに書きまくった私はとっても嬉しかったです。テニスで勝つこと以外なーんにも視界に入ってない少年たちの生き様がテニプリの一番最高で一番美しいポイントなんだってこの曲聴くたび再認識します。青学はもちろん、お紅茶飲んで余裕の笑みを湛えてるルドの皆(というか主に観月さん)もテニスを楽しんでる山吹の皆も、心の奥底には勝つためだけに生きる激情を秘めてるのが伝わってくる良い曲。

ルドルフ校歌〜ルドルフ戦はお耽美な曲もあり暑苦しい曲もありバラエティに富んでいて何回観ても飽きない。

ルド校歌間奏明けの「我らは選ばれた」からルドダブルス4人で歌う曲の淳ソロ「優劣のある世界に生まれて」は繋がってると思った。テニプリの青学メンバーや中盤以降に出てくる強いキャラクターってテニスの神様に選ばれたかのごとく才能に恵まれた少年ばかりで(新テニミュの"Heaven sent me テニスの子"って歌詞がモロにそう)、そんな中ルドのメンバーって神様に選ばれたんじゃなくてもっと人為的に、スカウトされてルドルフに来たメンバーなわけです。

淳にしろ裕太にしろ兄のような才能には恵まれず、まさに優劣のある世界に生まれたけどその残酷な世界で必死にプライドを持って戦っているのがルドルフの本質なんじゃないかと今回の公演を観て思いを馳せました。ミッションスクールらしく宗教色の強い校歌でありながらも、実際の彼らは天才ではなくエリートで、あくまで人に選ばれたという点にルドルフメンバーの人間味が感じられて好き。

ルドルフ戦は1幕しか使えないということもあり3rdに比べるとかなり短縮されていたが、それでも勝つために観月の非道とも言えるシナリオに従っていた部員たちが徐々に観月の支配から離れていって、最後にはルドルフのことを何よりも真剣に思っていた観月の元へ心が帰ってくるという流れはきちんと踏まえた脚本だったと思う。

観月ソロ曲で観月に操られ不二と一緒に踊る部員が野村、淳、柳沢で踊らない部員が赤澤、金田、裕太なのは前者の3人が観月のシナリオに従っていたのに対して後者の3人が生え抜き組とリョーマの左目を狙うことを拒絶した裕太という観月の意志を離れたキャラクターであり、観月が操るマリオネットの糸が切れたことの隠喩だと感じた。

それでも最終的に不二に負けてヒスる観月の元へ部員が集結してコンソレーションでの挽回を目指すのは、やはり観月様の人望なのです(?)

試合後の観月中心の日替わりは本当に毎回毎回楽しみだった。行こうぜ!全国✝️

でもここの日替わりと1幕ラストの《We are the best team》の意味不明演出のせいで一敗だって許されるものか!!勝てなきゃ意味がないんだよ!!のルドルフの悲劇性が薄まってるなとも思った。

3rdではルドルフの敗戦で幕が閉じることもあり、なんとしてでも全国へ行きたかったルドルフの悲願みたいなものが感じられたのに対して4thではルドルフがおもしろ集団寄りになってて(肝心の試合はシリアスだったけど結局人間の頭に残るのって終わりなので)、それはそれで可愛くて好きなんだけど日替わりが面白すぎるのも問題だろと思った。でも面白すぎるからやめないでほしい。

が、《We are the best team》に乱入する亜久津は本気でやめてほしい。

この曲は不動峰公演の時から好きで、メロディも歌詞も試合終わりの夕焼けが目に浮かぶようですごく綺麗な曲なので、ルドルフの夏がここで終わってしまったとしても、プライドがぼろぼろになってしまったとしても、この都大会の熱戦をこの曲に乗せてずっと忘れないでいてほしいって思うんです。それで序盤は、あー、青学もルドも本当にベストチームだよ!いい試合だった!!って思ってたのに中盤で突然亜久津が銀華の部室を荒らしに来てこの感動的なメロディーに乗せて暴力をお見舞いしてくるので(この時点で青学とルドはまだ涙目で試合後の余韻を歌ってます)何回観ても演出家がサイコパスなのか時空が歪んでるのかどっちなんだいって感想しか浮かばなくて虚無感情のまま1幕が終わる。

全体的にルド吹1幕は千石と菊丸を狙撃する主人公、ひったくり、ゴリラのおっさん、感動的な曲の最中に銀華に乗り込む亜久津と、不必要な犯罪と暴力が多すぎる。犯罪をやめてください。

 

【2幕感想】

1幕ラストの亜久津乱入謎曲が終わって2幕開始。開始早々亜久津が青学に襲撃してきて部員が血まみれに。また犯罪???

怖いのが目の前に亜久津に石やボールぶつけられて怪我してる後輩とジュースぶっかけられてびっちょびちょの同期がいるのをガン無視して「おい!いつまで話しているつもりだ!まずはランニング!」って命じるモラハラ部長の手塚国光。周りを見ろ。

今のところ亜久津より主人公と青学部長の方が理不尽かつ狂人です。

その後タクシーが事故ったり(警察案件が多すぎる舞台)色々するものの山吹校歌がとにかく楽しくて癒される。

個人的には今までテニミュを一階席でしか観たことがなく、今回の青年館公演では最前に入れたりもしたが大阪公演の楽日に二階席に入る機会があり、ここで山吹校歌の真の楽しさを知ってしまった。

山吹校歌はラケットを他のメンバーに投げて両手が空いたところでアクロバットをする振り付けが盛り込まれており(これは他校の応援対決でも見れます)、最前で観るより二階席前方の斜め上視点から見ると100倍迫力があって楽しい。*2

前シーズンまではほぼ無かったラケットを投げる振付、安全面などに賛否両論あるが個人的にはすごーくかっこよくて好き。ルド校歌の観月や応援合戦曲の赤澤部長は袖から飛んできたラケットをスマートにスッとキャッチするのに対して応援合戦の檀君は両手でばしんって挟んでキャッチするのが妙に鈍臭くて可愛い。

山吹曲は校歌に限らずD2〜S3まで楽しい曲が多い。

原作では全く描写がなかった不二河村vsニトキタのD2だが、試合開始の握手と同時に曲が始まって曲終わりと同時に決着が付く。

原作で何が起こったかよくわからない試合を「よくわからない曲」でコンパクトに表現するのはキャラクターの魅力を出しつつ他の大切な試合の邪魔もせず上手いと思った。ニトキタの奇行が要注目なのはもちろん、え、何事ですか…という表情からいつのまにかニコニコして相手のペースに呑まれてしまってあっさり負ける不二先輩の可愛さも見どころ。観月戦で見せたあの底知れぬ強さは見る影もなく、ただただ可愛いだけ。酢飯持ってふにゃふにゃ笑いながら踊ってる不二先輩超キュートだけど何が起こってるのかわからない。

ゴールデンペアのD1は1幕で菊丸がピンチになっているのに対して今度は大石がピンチに陥る対照的な構図だったので、ルドルフ公演と山吹公演がセットになっていることで自然とペアの絆が両側面から見れる様になっていて良かった。

地味'sは地味なのに素朴で明るい曲調が山吹らしくて良かった。

桃城vs千石のS3は公演全体を通しても1,2を争うくらい盛り上がるシーン。散々オタクに邪魔だ退けろって言われていた巨大壁セットが真価を発揮する時です。

千石ソロ曲で観戦してるみんなが壁の窓越しに踊り狂うシーン狂おしいほど楽しいし、踊り狂うみんなの間から壁で隠れたトランポリンでジャンプしてイェーイ!ってドセンに飛び出てくる清純くんは世界一のアイドル。

桃城がピンチになった時の24/365リプライズはすごく盛り上がるんだけど、不動峰公演でも何故か《ウィニングショット》のリプライズがS3で出てきたので既視感。2公演連続でS3で大会開始曲のリプライズをやる意味とは…?

このリプライズってすごく盛り上がるから折角ならリョーマのS2でやってほしい感がある。

S2も不動峰からの共通点があって、対戦相手(伊武、亜久津)の曲で一旦暗くしてからリョーマ曲で爽快感を演出するのがこれまた既視感。演出家の趣味が出てるなーと思いました。

S2は亜久津、リョーマ共に動きがダイナミックで観ていて爽快。亜久津幼少期の回想シーンはジメジメしているが赤澤の良き後輩である金田がここで怪童亜久津役としてテニミュボーイズ的立ち位置で出てくるのがびっくりで、演じ分けが圧巻だった。あの投げやりな動き方が才能を持て余して暴れてる幼少期の亜久津そのもので。

手塚のオタクとしては「お前は青学の柱になれ」の録音台詞が流れるところで電車の効果音が付いてくるのがやや不満だった。ミュージカルにおいて特定のシーンを観客に想起させる役割を果たすのって、効果音じゃなくて歌なんじゃないの?って思ってしまうしもう理由とかなんでもいいから手塚に柱の歌を歌ってほしいんですよ、結局。

ラストシーンは檀くんのお芝居が好きです。あの必死さを千秋楽だけじゃなくて毎公演毎公演MAXの熱量で表現できる檀太一プロはすごい。どうせ明日には亜久津は舞台の上でテニスやってるのに。

最後の応援対決は何回観ても楽しいです。特に今回は個人的に大好きなラケット投げ→アクロが多いので見応えあるし赤澤部長のバク宙毎回かっこよくて楽しみ。

 

公演期間前半の感想を取り留めなくだーっと書くとこんな感じです。

福岡公演と東京凱旋も全力で楽しみます。キャストの皆さんも大千穐楽までずっと元気で舞台を楽しんでくださいっ!応援してます。

 

 

*1:この漫画は主人公のリョーマや青学が絶対負けないシステムなので「転」が存在していない

*2:やってることは女子新体操団体の手具交換に近いのだが、そういえばオリンピックとかの女子新体操中継も斜め上からの視点で撮ってるなーと思い出した

テニソニ楽しかったなの思い出

7/1のおてふぇすテニプリソニック@武道館行ってきました。

3週間前の現場の話なので記憶が曖昧なんですが現場直後にスマホのメモに箇条書きしてたこと適当にまとめます。ずっと覚えておきたいくらい楽しかったので。

PC壊れたのも記事アップしてなかった要因の一つなんですがスマホから書いてもちゃんと整った記事になるかな……

 

◆前半

M1が《You got game》で始まったのがもういきなりテンションぶち上がり。曲自体が名曲なのももちろん、アニメ主題歌歌手とテニミュ俳優を兼任したkimeruさんが歌って、テニミュ1stシーズン初演でも4th初演でも歌われた曲という意味でもおてふぇすの「次元を越える」というコンセプトに合ってて1曲目に相応しいと思った。

キャラソンが続くコーナーはテニラビで楽しすぎて叩きまくった曲が続いたので身体が勝手に踊った。サイリウムの振り方も勝手にテニラビのノートと一緒になってた。M16-18の《Fire work》《Wild》《だろい?》、全部スマホで死ぬほど叩いてた。武道館で音ゲーやってる気分でわー!たのしー!って感じでした。

 

◆手塚と跡部のターン

前アナでキャラの名前叫ぶのは禁止だけど叫び声漏れるのは仕方ないのでマスクしててくださいって言われて笑っちゃったというかオタクの気が緩んでしまったというか、オタク全員でめちゃくちゃ叫んでた。コロナ死んだんか?

今年のサマバレが手塚だと思ってなかったから発表の瞬間人生で1番でかい叫び声をあげてしまったしその後置鮎さんがサプライズで「いくよ、大好き」を歌ってくれたので泣いた。というか中盤の手塚と跡部が出ずっぱりのコーナーずっと泣いてた。誇張抜きで現場で涙が頬を伝ったのは生まれて初めてだった。今までアイドルとかいろいろ推してたけどせいぜい目がうるむくらいで。推しへの想いが強すぎて、人が好きすぎて泣くってこういうことなんだって思った。

置鮎さんの《油断せずに行こう》から健登くんのネバサレの流れで初めて泣いて、怒涛の跡部様タイムががかっこよくて楽しくてヘラっヘラしてたら城田さんの夢を繋げから手塚&跡部の《一騎討ち》→《永遠》の流れでまた泣いた。

この日は跡部のオタクと一緒に来てたので開演前のファミレスで「今日絶対《永遠》来るよ!」「とか言って《一騎討ち》来たらどーする?」「いやそれは強すぎてないわー笑」って話してたから本当に《一騎討ち》が来て心臓止まった。

やっぱりこの手塚&跡部コーナーでオタクがみんな死んじゃったのはキャラクターとしての人気もそうなんだと思うけど、キャスト陣の強さがやっぱりデカかったと思う。1stシーズンで手塚を演じた城田さんの《夢を繋げ》は青学の夢という意味以上に、あの武道館で歌うことによって4thシーズンまで17年以上の夢が繋がってるんだっていう意味が強くなったと思うし、《夢を繋げ》ラストの歌詞「そしてまた競い合おう」から17年ぶりの《一騎討ち》の繋ぎはまさに手塚と跡部の関係性が永遠であることの象徴なわけで。城田さんと加藤さんの歌唱力は流石だった。

手塚部長らしく威厳がありつつも落ち着いた歌唱の健登くんのネバサレや雌猫のツボを心得てしっかり武道館を制圧した怜也くんのチャムポが大先輩の帝劇俳優2人に負けず劣らず良いパフォーマンスだったのも感動した。今回は手塚がいっぱいいたけどみんなの声がそれぞれ良くて。

でも健登くんが手塚として武道館に立つことは苦労が多かったんだろうなって思った。跡部はその性質的に何やっても武道館映えするのがズルくもあって(跡部はズルいよねって話は城田さんのMCでも言ってました)、今回シンメ的に登場した手塚はあまりにも堅物すぎて跡部とは正反対にエンターテイナーとしての要素が一切無く、武道館でペンライトを振られるのが、女の子達に黄色い歓声をあげられるのが、どうしても似合わない。

レジェンド・城田優として武道館に立つことができた城田さんやそもそも声優だからキャラそのものである必要がない置鮎さんと違って、不器用で厳格で真面目なまま武道館に立たないといけなかった健登くんは本当に大変だったと思う。

ドリライ2018の横アリのステージで突然時候の挨拶を始めた9代目手塚みたいに、手塚は演劇の範疇でしか舞台上に存在し得ないキャラクターというか、手塚国光として振る舞うべき芝居と役者の素が出ても大丈夫なアンコが綺麗に分かれてるテニミュと違って芝居なのかイベントなのか中途半端な状態がずっと続くおてふぇすって手塚にとって難しい場だなと思いつつ(たぶん徳川あたりもキャラクターが真面目で不器用だから手塚みたいな空気になるんじゃないかな)、そんな不器用なキャラクター性を持ったくにみつくんだからこそ好きなんだよなーとも思った。


◆後半

《peace of mind》がすごーく良かった。とにかく大きい会場に映える。スタンド席から見てたので武道館が青とピンクと黄色の3色に染まってるのが綺麗で、リョーマと桜乃ちゃん星空に浮いてる!って思った。フライング演出の幻覚。

あと武道館映えするなーと思ったのが謎オペラこと《未来の僕らへ》。謎オペラは藤澤さんご自身もネタにしてるくらいなんだけど、サビのオペラは壮大で爽快。前にリョーマ!の感想記事をアップしたときに「テニプリというコンテンツは部外者のビブラート=面白いみたいな風潮ができてる」みたいなこと書いたことがあって、謎オペラが人気なのもまさにこれだなと思った。

メインキャラである跡部や手塚のビブラートに笑いが起こることはないけど、柳生や藤澤さんみたいなビブラートがうますぎる異端者がデカい声出すとあんなに綺麗でかっこいいのになぜかちょっと面白いっていう。

アンコール一曲目が《ディスタンス》だったのはかなり嬉しかった。無言《レーザービーム》の消化不良感を治してくれた曲というか、私の中で最初は苦手だったのにここまで好きになった曲そうそう無いなと思いました。

「今は離れているけれど心の中でハグしてる」←超良い歌詞。

ディスタンスとレッツダンスで韻踏んでる←天才の発想。声出せないなら踊るしかない。

最後は新曲と《Love Festival》で締め。おてふぇす2018の映像で許斐先生がオタクに初見の新曲にコールさせるっていう無茶振りを披露してて配信観ながらみんな頑張ってんな〜笑笑って思ってたのにまさか自分が知らん曲の振り付けをぶっつけ本番でやらされるとは思いませんでした。でも私含め周りのオタクみんななんとなく踊れてた。なんなんだ。

 

テニソニ2022、私が参戦したコロナ時代以降のライブイベントの中で圧倒的に一番楽しかったです(「叫び」が許される雰囲気だったのもあるけど、やっぱりセトリと出演者の豪華さ、許斐先生のドデカテニプリ愛があったから)。

くにみつくんの出番も多くて、ますますくにみつくんが大好きになった公演だったし、サマバレ発売今から楽しみ。くにみつくん、跡部様、サマバレ選出本当におめでとう!

テニスの王子様の夏が、何年先もずーっと続きますように!!